上毛かるたの旅

上毛かるたとは、群馬県の子供たちに、郷土の歴史や文化、名所・名産品をよく知って頂きたいと戦後間もない昭和22年(1947)に発行された郷土かるたです。翌年には、上毛かるた競技県大会が始まっています。
群馬県民なら子どもの頃に、地域の予選大会に向けて、冬休みに研修所などで練習をした方も多いのではないでしょうか。そのためか、大人になっても読み札をほぼ暗記しているのが群馬県民の誇りです。
上毛かるた 遊び方

こちらの上毛かるたは、私が小学生の頃に購入したものなので頒布価格が500円と記載されてます。今は762円(税抜)くらいしています。遊び方を読んでいると、小学生の頃に競技かるたをしていた時を思い出します。読み手が空札である「つる舞う形の群馬県~」を2回読むところから競技が始まります。同点の場合は、「つ」の札がある方が勝ちとなります。「つ」が自分の陣にある時は、相手に取らせないように必死になりました。
絵札一覧

「あ」~「わ」までの44枚です。群馬県の歴史・自然・人物・産業が描かれています。こちらをじっくり見るのは久し振りです。
読み札 一覧

こちらが、群馬県民なら大多数の方が暗記している読み札です。競技大会では、こちらが読まれると絵札にものすごい勢いで手を伸ばして取りにいきます。
こちらの上毛かるたは、「秘密のケンミンshow」で何度も取り上げて頂いております。2019年4月の放送では、小学生最後の大会に出場する6年生のチームを予選大会から密着して、強豪チームに敗れてしまうところは感動的でした。
大人になって、車の免許を取得すると、上毛かるたに出てくる場所などに行ってみたくなります。群馬県は、運転免許保有率と自動車保有率が全国1位の県なんです。田舎で公共交通機関が少ないということでもあるんですけどね。
群馬県内の道の駅巡りをしていると、上毛かるたの名所をよく通ります。以前から、上毛かるたの名所をじっくり巡ってみたいと考えてはいましたが、せっかくなら、水曜どうでしょうみたいに巡ってみたら面白いかと。
水曜どうでしょうで「絵ハガキの旅」や「カントリーサインの旅」を見ている時に、こちらと同じことを「上毛かるた」を使ってやったら面白そうって思いました。
上毛かるた「む」

こちらは、先月に行った高崎市吉井町にある「多胡碑」です。こちらの札を引いたら現地に行けばクリアとする。
上毛かるた「む」裏側

読み札の裏側には説明が書かれています。絵札の裏側には何も書かれていないので、絵札を裏側の状態で引いて行き先を決めることから旅のスタートですね。
引いた絵札に描かれている場所に行ったり、名産品なら産地に買いに行くなど。人物なら出生地や記念館など。一部の絵札には、広域で行われるお祭りなどもあるので、臨機応変に。
目的を達成したら、その場で自分で絵札を引くか、第3者に引いてもらうか。この繰り返しである。あ~わまでの44回引けばゴールとする。至って簡単なルール。
水曜どうでしょうの絵ハガキの旅では、初日にミスターが札幌の時計台を引いてしまい、まさかの日帰りに。大泉洋さんの父親から「なんとかインチキできんのか」「すべてがわからん」などの名言が飛び出しています。
上毛かるた「や」

こちらの「や」は絵札は吾妻峡ですが、読み札には大分県中津市の耶馬渓が書かれている。吾妻峡に行くなら比較として耶馬渓も見ておきたいところである。
上毛かるた「よ」

余談ですが、こちらの「よ」の札には裸の人が描かれています。小学校などで上毛かるたをした時に、張り切ってこの札を取りに行くと「お前エロいなぁ」と言われたことがある方はいるはず。
道の駅スタンプラリーでは、効率的に巡るためにルートを決めていきますが、上毛かるたの旅では、引いた絵札の場所に向かうため、道中に他の絵札の場所を通過してしまうこともありそうだ。経費削減のためにも、高速道路は使わずに下道で行こうかと。期限もないので時間をかけてゆっくりと。道中を楽しむたびとしよう。
年度末でバタバタしていますが、時間のある時に始めてみたいです。
上毛かるた
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